ジオパークの秀逸
今週末もまた山(笑
1000mを超える山々は先日の冷え込みで遂に雪化粧。さすがに秋山登山もそろそろ幕引きか?
とも思ったけど、週末このお天気、この陽気ですもの、足がムズムズしてきますよね。
まだまだ無雪の一級ビューの山、ありました、ありました。
やってきたのは糸魚川は根知谷から登る戸倉山。標高こそ975mと低めですが、山頂からのパノラマビューは
秀逸との評判。短時間で登れることもあり、晩秋のこの時期にもってこいの登山となりました。
登り始めはこんなゆる〜い感じ。
気持ちの良いブナ林のなか、落ち葉をサクサクと踏みながらのトレッキング。
先週の権現岳が厳し過ぎたので、これは癒されます。
途中までは塩の道(松本街道)を通って、角間池前からようやく登山って感じ。
この塩の道、千国街道とも呼ばれ、戦国時代に越後の謙信が甲斐の信玄に塩を送った
という逸話で有名な当時の重要な物流街道。一度のんびりと小谷村まで辿りたいものです。
少しづつ高度を上げるにつれて、青空が広がって来て、山頂の展望に期待が膨らみます。
山頂に近づいても終始こんな感じで、緩〜く、ゆる〜く進んで行きます。
案内板に日本ジオパークのステッカーが。さすが国際基準、なんか垢ぬけてかっこよい。
もう少し…
いつの間にか、チラっ、ちらっとピラミダルなサミットが?雨飾山のよう。猫ちゃん
の耳のイメージなんだけど、この方向からはなかなか男前なそそり立ったピークです。
左肩にはすっかり冠雪した焼山が。この秋3方向目の快晴の下での拝謁です。
スカッと開けて後方に根知川が望めるようになると
あっという間に山頂です。
そして、この眺望。先週に続き抜けるような秋晴れで、360°のパノラマビュー。
こんな簡単に登れて、この素晴らしい景色に出会えるとは… 評判いい訳です。
日本海から左に青海の黒姫山から小滝の明星山(中央)
さらに左に目を移すと、犬が岳から朝日岳、雪倉岳、白馬は雲の中か?
ぐるーっと東へ目を向けると、まさに眼前、右から雨飾山、焼山、海谷山塊の鋸岳、鬼ヶ面山、そして10月に
登った駒ヶ岳。
一週廻って、日本海(姫川河口)
この景色、ずーっと見ていてもまったく飽きない。ほぼ無風の山頂で暖かいランチを頂いて、
ゆっくり小一時間も。先週に続く最高のピーク滞在となりました。
下りは何時もの紅葉撮影を。もう一度寒波が来れば枯葉でしょうか。ゆっくり別れを惜しみながらの下山です。
落葉したブナ林も絶妙なアクセントに。
登山道ではあまりお目にかかれない珍しいご馳走が。天然のなめこです。少しだけお土産に。
最期の瞬間まで貴重な晩秋の陽光に手を広げて。
往路では雲が掛かっていたためスルーした白池ですが、絶妙な瞬間に出会うことが出来ました。
紅葉は盛期を過ぎていましたが、風のない水面に写り込んだ逆さ雨飾。これでも十分アドレナリン出まくり
なのに、紅葉の盛期だったら… きっと気絶ものですね。
何か?赤い実をつけた高木。これはこれでまたおつな物です。バックに青空があってこその絵。
そうこうしているうちに”あっ”という間に登山口に帰着。
帰りには定番の温泉巡り。シーサイドバレースキー場の塩の道♨でさっぱりして。
この温泉、成分は見忘れたけれども、ヌメリがあって絶品の肌感覚。これだけでも
もう一度訪れたいものです。
見納めに遠くなった雨飾山に別れを告げて…。
あ〜もう一回くらい晩秋登山、チャンスあるかな?