2015.07.15 Wednesday
翡翠に降り立つ
今年も恒例のクラッチ&てるっちさんの北陸遠征。そして、今回も携帯メールに嬉しいお誘いが(^^
”喜んで!”の二つ返事で、今年もtakeさんと二人でご一緒させて頂きました。
そして、ご案内した渓は?と言うと… 昨年来られた際も候補には上がったのですが、あの時は隣県の渓へ。
でも、上越に住んでいる僕たちとしては、今年こそはダイナミックな渓相で水の美しさと渓魚のポテンシャル
ではイチオシのホームリバー”翡翠の渓”をご案内したかった。
いよいよ釣行当日。”雨を連れてくる男”と自称するクラッチさんの面目躍如。ご覧のような
晴れ渡った”翡翠の渓”に舞い降りた花一輪(^^ お二人の念願も叶ったようです。
お二人を歓迎するかのように水況も渓魚の活性も上々で、クラッチさんには入渓早々から良型がお出迎え。
この日の好釣を予感させる見事な一尾。
おっ、これまでこの渓は苦手と言っていたtakeさんですが、彼にも早速、当たりが… 一昨年のキャンプ釣行
で完全に苦手意識は払拭したようで…。
そして自分にも良型が。美しい渓は美しい渓魚を育む… 体現したようなイワナが釣れました。
何時来てもここの渓は間違いなし。確実に応えてくれますね。
ところが、、、日が高くなるにつれて原因不明の濁りが。こんなお天気なのに一体何でしょう?
原因は途中の支流からのもの。どうも上流部で砂防工事でもやっているようで…
その支流を過ぎると本来のジンクリア―な流れに。ああ、美しい水の色、これに勝るものなし。
そして、水況・渓相(大場所ポイント)・時合と総てが揃ったところで…
満を持して”役者”てるっちさんの出番がやって来ました。
どうですかこのイワナ。まるでこの日、彼女に釣られるためにスタンバイしていたような
見事な体高のある雌イワナ。てるっちさん、お見事でした!
ヒットからランディングまでの一部始終を男3人で観戦。てるっちさん、落ち着いて
ネットイン。ピンクのネットにメモリアルな色白レディ、そして、ピンクのキャップ、
完璧でしょう!
4人のうち紅一点のてるっちさんに来てくれるなんて、尺神様も憎い演出を…
でも、一番よい結果となり全員が満面の微笑みに。よかったです(^^
そして、”さらなる大物”をと精力的に大岩超えてその先へ。この前向きな姿勢、お二人とも
流石です。いつも感心させられます。
おっ、浮いている魚 見つけたようですよ。
「ここは俺に任せろ!」って言ったかどうか…あうんのタイミングでクラッチさんの登場です。
お見事!決める時は決めてくれますね。いぶし銀の業、しっかり盗ませて頂きました(笑
てるっちさん、シラサギのように刺さってますが… 魚影見えましたか?
takeちゃん、また〜 何を聞いているんだか?気になりますね〜
そして、本日の行程も大詰め。大堰堤まであともう少し。
ここはtakeさん、「僕にもチャンスを〜!!」と言ったかどうか、気付いてみると良型と格闘しているしっ
なかなか立派なハミネットを釣ったじゃないですか〜 終わりよければ総て良しってことで、有終を飾って
くれました。
と言う訳で、今年の上越・上州セッション釣行は大成功のうちに終わりました。
クラッチさん、てるっちさん、楽しい時間をありがとうございました。
そして、takeさん、お疲れ様でした。
また来年を楽しみに…
2015.07.11 Saturday
すでに真夏の渓?でも活性は・・・
そろそろ良い頃合いと思い訪れた北國の渓。折しもこの日は梅雨が明けたかと思わせる
カラッとしたピーカンの晴れ日となり、谷合を通り抜ける心地のよい風を感じながらの
渓歩きは暑くともまさに真夏の爽快感。
今年の梅雨は纏まった雨も少なく、川によっては渇水を心配される状況となっている
ところもあるというのに、こちらの川はご覧のように澄み切った分厚い水量が滔々と
白泡を立てて流れている状況で、未だ谷筋には巨大なスノーブリッジが残ってるほど。
そのためでしょう、季節は真夏並みといっても水温は9℃〜10℃と超低温で渓魚の
活性は今一つ。
流れの筋や落込みの巻き返しからは、顔を見せてもなかなか咥えきってくれません。
そうなるとターゲットは折り重なる堰堤のプール狙いへ。流れがだめでもこちらは
確実に答えてくれます。
ご一緒したRed Mさんとほぼ同時のダブルヒットがこの日の初釣果となりました。手前はちょうど30cm、
一尾目にして嬉しい尺イワナ。
状況が多少悪くとも、やっぱりこの渓のポテンシャルは素晴らしい。そして、大型が期待できるのも魅力です。
Mさん、同じポイントで良型2尾を仕留めました(1尾は泣き尺)流石です。
徐々に日が高くなり活性も上向き始めると、その大型が動き始めます。
こいつはやっぱり堰堤プールの開きの大岩の角に付いていたやつ。大岩にぶつかった
流れが緩くなり、流下物が集まるところに。大きいのって必ずそんなところを独占し
てます。
一度咥えてバラして、また定位置に戻ったので二度目にフッキング。やる気満々の
33cmでした。
イワナもこのサイズになると重量感があっていいですわ。これまでRed Mさんの尺に指を咥えていたんで、
やっと自分にも尺神様が降りてきてくれました。
それにしても尺率半端ないですね〜 Mさんの落とした”ウン”拾わせて頂きごちそう様でした(笑
そうそう拝めないんで色々なポーズで撮影させてもらいました。ゴメンナサイ(^^;
綺麗な水から美しいイワナ。やっぱ堪りませんわ。
もう一尾 良型を追加して。
今回の釣行、残雪の多さと落石倒木の多さに正直驚きました。水資源のこの谷、これだと
人手が加わるのは致し方ありませんが、いつまで遊ばせてもらえるのか少し不安が過りました。
Red Mさん、今回も大変お世話になりました。次の機会も”連勝”記録に期待して…。
2015.07.04 Saturday
強雨のち沸騰!
昨シーズン、ちょうどこの時期にこちらの渓を訪れた時はこの緑豊かなモミジはマイマイガの食害で
悲惨な状態でした。モミジだけではなく山全体がことごとく食い荒らされ壊滅状態に。
しかし今年はご覧のように健全な枝葉を茂らせ渓流に彩を添えて… バックキャストでフライを取られて
イラッとすることもあるけど、やっぱり日本の渓はこうでなければ。
そんな深緑眩しいホームグラウンドの渓に時期を見計らってテンカラ・Kさんと行って来ま
した。生憎この日は朝方に10mm程度の強い雨が降り、心配されていた渇水を解消する
には十分な恵みの雨となりましたが、入渓して間もなく濁りが強くなり始め、最後はコーヒー
牛乳に。普通であればテンション下がりまくるところですが、お互いプラスの方向にしか
考えない(考えられない…(笑)性格なもので、途中の沢筋の雪渓が雨で落ちたことによる
濁りに違いないと信じ切って遡行を続けます。もっともこの日は天候の回復は保障されて
いるので、確信をもって進みます。勘と経験だけじゃなくデータでも裏図けを取っています
から… 念のため(笑
案の定、時間とともにコーヒー牛乳から2倍の薄め液程度のテンカラ・K氏言うところの
ちょうどよい濁りへと… そうなると一気に水面は沸き立つことに。
何時もならそこそこの当たりしかないこの区間ですが、流れを中心にこれまで経験のない
ほどの高活性。それも良型が次々と顔を出します。まとまった雨と適当な濁りが、警戒心
の強い大型魚に一気にスイッチが入ったようです。
危険の伴なう山岳渓流。悪条件での釣行は禁物ですが、状況が見通せる範囲でカッパ着用
の釣りもまたこの時期避けては通れないもの。好条件はあくまでもお魚任せですが、偶然
に良い日に当たり付いたのでしょう。
源流に近づくにつれて濁りが取れて本来のクリアーな流れを取り戻しましたが、勢いは
変わりません。結局、魚止めまで絶好調は途絶えることはありませんでした。
テンカラ・Kさん、今日は思い切って来て本当に良かったですね。もしかして今シーズンの
ツキを全部使い果たしてしまったとか…(笑)
次はにっくい”奴ら”が沸く前に行ってみましょう。もう少し標高のあるクリアーウォーターの渓に…。