2014.10.18 Saturday
中越のモンタナ風を行く
オフシーズンに突入してから3週間になろうとする秋晴れの週末。水辺中毒者には禁断症状がピークを迎える頃。ワインで慰めたり、山行きを処方したり、次は…何? 色々と試してみてもなかなか癒えません。やっぱり特効薬はこれしかないと言うことに…。って言うか、逆に症状を悪化させることは百も承知なのに、、、同じくこの病で悩んでいる”同業者M”さんのお誘いを受けて向かった先は、本場とは程遠いロケーションですが、もしかしてモンタナ張りのビッグレインボーが釣れる可能性がゼロではないとMさんがオフに嵌っている中越の牧歌的な風景の中を流れる偽装モンタナ(笑)
護岸とか電柱とかを視界から外しても、とてもモンタナクリークを騙るにはおこがましいのですが… モンタナ州の皆様、新潟のおっさん二人の勝手な妄想をお許しください(^^;
実はこちらはれっきとした管釣り。半日券2,000円をお支払いして入渓しております。300mほどの短い区間ではありますが、隣に引水堰き止めの段々ポンドが併設されており、正確にはそちらがメインフィールドなんですが、こちらの流れも入渓が可能とのこと。いつかはポンドから増水で脱走したモンタナ級レインボーが釣れることを信じて止まないMさん。昨シーズンから何度も訪れて妄想の中で遊んでおられます。そして、自分もその妄想に便乗することに。
正午前から終了の夕方5時までのんびりと遊んで、隣のポンドと合わせてつ抜け。サイズこそ目標とする60級は出ませんでしたが、禁漁のこの時期に貴重な自然の流れでの釣りを満喫。禁断症状は一時的に癒えましたが、持病が再発しそうで… 家から1時間半、雪が降るまでにまた来たいと思わせる絶妙な位置関係です(苦笑)
7月にお会いして今回が2回目の釣行。初対面でもピン!と来たのですが、改めて自分以上に「症状は重いな」と…(笑)いえ、いえ、良い意味で。病気になるほど(ホントはなっちゃいけませんが)一つのことに打ち込む姿勢、大切ですから。総てに通じることですから。
Mさんからこのサイズが60に化けたと報告を受ける日もそう遠くないと、、、後姿を見ながら確信しました(^^
Mさん、今日は本当に楽しかったです。そして、何より偉大な”モンタナの妄想”を共有できたこと。別の世界の扉を叩いた興奮と夢のビッグレインボーのフラッシュバックでこの夜は良く寝付けませんでした(^^;
2014.10.12 Sunday
秋晴れの雨飾山登山
昨年の同じ頃、雨の中を決行した雨飾山登山は、途中の荒菅沢で断念。今年は素晴らしい秋晴れの一日、満を持してリベンジに行って来ました。今回は昨年ご一緒出来なかったテンカラ・Kさんと二人での挑戦、心強い限りです。
今シーズンの紅葉は例年より少し早目と聞いていたとおり、今まさに最高潮。日本列島に迫りくる台風19号前に、この素晴らし景色を拝めたことに感謝、感激です。
昨年はこちら荒菅沢で引き返し。やっぱりあの時の判断は正解だったことがここから先の行程で解ることに…
とても雨降りの悪条件では挑戦できないガレ場、急登の連続。本当に今日のような好条件に恵まれた日に登れて良かった。
前半の難所を抜けると、吹き抜ける秋風が心地よい開けた笹平をのんびりと… 癒されます。
山頂に向かう最後の急登に挑む前に小休止。そして記念撮影。
そして、キャンプ場の登山口から3時間掛けてようやく登頂した山頂から笹平の眺望。いやはや絶景です!
こちらは大網集落方向からのルート。今回、我々が登った小谷温泉からのルートは一番人気と言うこともあり大混雑状況でしたが、こちらのルートは知る人ぞ知る裏ルートと言うことで、混み合うことなくスムーズに登れたようです。今度はこちらでアタックしてみましょう。
下山も同ルートで大渋滞でしたが、何とか無事に登山口の遊歩道に辿り着くことができ一安心。
そして遊歩道に沿った大海川に注ぐ細い流れで繰り広げられる名物「ライズショー」に暫し釘づけ。登山の疲れを癒してくれる一番の薬ですね(笑)
帰りには露天風呂で汗を流してから、小谷温泉下の集落の雰囲気のあるおそば屋さんで美味しい新そばを戴いて…
本当に絶好のタイミングで秋晴れの最高の1日を満喫することが出来ました。テンカラ・Kさん、今日は朝早くからのお付き合いありがとうございました。また、機会があったら出掛けましょう。
2014.10.04 Saturday
収穫祭
シーズンが終了した週末、奥さんと上越市近郊にある岩の原葡萄園に行って来ました。
こちらは「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる故川上善兵衛が1890年に創業した歴史ある葡萄園。善兵衛翁は日本で一番多く作られているワイン用のブドウ「マスカットベリーA」を全国に広め、今日の国産ワイン醸造の礎を築いた地元、越後高田の名士。現在も翁が交配した4品種を中心に多くのワイン醸造用の葡萄がこちらで栽培され、併設のワイナリーで醸造された「岩の原ワイン」はワイン通であればきっとご存知の銘柄でしょう。
そして10月の最初の土日は、毎年恒例の感謝を込めての「収穫祭」。秋晴れとは言えないものの、時折やわらかな日差しも差し込むまずまずの空模様。野外イベントは雨が降ってはお楽しみも半減なので、午前中は何とか持ち堪えて良かった。
とは言え、お天気とはあまり関係なく実はお目当てはこちらの方で。特設のフードコートでは地元高田のフレンチの名店、天ぷらの老舗などが軒を連ねます。早速おつまみを仕入れて、仮設テント内に二人分の席を確保して…
自分も奥さんも赤ワインには目がないんで、駆けつけで煽ったグラスワインでは当然足らず、オリジナルワインを売店で購入。
軽く一本行っときました(笑)
シーズン中の土曜日は大半は釣りに行っていたこともあり、久し振りにゆったりとした昼下がり。事故なく、ケガなくシーズンを終えることが出来たことに、そして、好きな趣味を文句なく続けさせてくれる奥さんにも感謝して…しっかりとフルボトルを干しました(^^
子供たちの葡萄踏み体験。機械化される前はこうやって桶にワイン用の葡萄を入れて裸足で踏んで絞ったとか。これは生娘のしごとだったらしいですよ。生娘かどうか、どうやって見分けたんでしょうかね〜?自己申告制だった?プチ疑問、失礼。
こちらのワイナリー独自の石蔵。善兵衛翁はこの地の豪雪をワインの発酵温度の調節や夏場のワイン熟成庫の温度管理に利用していたとのこと。この「第二号石蔵」にはCO2の削減で環境負荷を軽減することを目的に近年復活させた雪室が併設され、往時の製法が脈々と受け継がれているようです。
お昼を廻る頃にはポツリポツリと雨が、、、本降りになる前にシャトルバスに乗り込んで葡萄園を後にしました。久々に訪れましたが、やっぱり楽しかった。毎年の恒例行事としましょう(^^