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2014.07.31 Thursday

灼熱を遊ぶ


今週になってようやく北陸から東北にかけて梅雨明け宣言が出され、うちらの地方もいよいよ夏本番を迎えました。冷夏を噂されていた今年の夏ですが、明けてみればどうしてどうして、連日30℃を超える熱暑に。そして、休みを合わせて向かったこちらの渓も例外ではなかった(^^;



考えてみればこの4人での釣行は初めてかも… ここ最近、大人数(⁉)での釣りの機会が多いけど、この規模の渓だとみんなで気を使わずポイントを分け合えるんで圧倒的に楽しい。て言うか、一人じゃ勿体ないっていうか攻めきれないって規模。


それにしてもこの日は暑かった。見ての通りの開けた渓なんで、日が高くなると気温は急上昇で手元の温度計は33℃に。思わず水辺に張り出した木々の下に避難したいほどの暑さに…。水嵩も前回訪れた時に比べると半分くらい?当然、厳しい釣りを強いられます。

それでも、入渓間もない朝方の時間帯にはこんな良型も顔を出してくれて、まずは一安心。


嬉しい今シーズンの初尺上です。やっぱり何度か通えばいつかは期待に応えてくれますね。こちらはそんな実力を持った渓。今年もまた…感謝です。


そしてストマックはやっぱりこの時期定番のこちら。この日は終始、ハードシェルアントで通すことに。


昼間の気温は灼熱でも、水温はこの通り。これで渓魚達の活性も何とか維持されているという状況か?


カモシカの足跡でしょうか?こう暑いと谷を下りて水辺に近づきたい気持ちも分かります。



そして堰堤のプールでは熱戦が繰り広げられているようで…


ぴょんさん、テンカラ竿の入魂?粘りにねばって、粘り勝ちのようです。


Doumtakaさんもフィッシュオン!


いぶきちさんも。厳しい状況ながらも堰堤では揃って結果を出しているようです。


それぞれが一段落したところで、


冷えた金麦で一杯。あ〜、幸せを実感!


後半戦ではこんなところから”ふわ〜”って浮いてきて…


なんと、本日、2尾目の尺上。


朝より厳しい状況の中で出た良型。してやったりの1尾でした(^^


こんな感じでさらに上流に渡渉を進めると…


なんと未だにこの雪渓。最後まで消えずに新しい冬を迎えるのでしょうか?


それにしてもジンクリア。魚影もハッキリと。暑さを忘れて見入ってしまいます。

そしてこの日は、時間を気にせず日が暮れるまでゆっくりと遊んで… おっさん4人の一足早い夏休みでした。
 
2014.07.27 Sunday

秘湯を訪ねて・・・


高校の同級生、terreとぼーちゃんとの山登り。決まったのは先週末の土曜日、久し振りに3人揃った飲み会の席で。今まで呑む度にいつも出ていたterreが十数年前に訪れたという秘湯&トレッキングの話。やっぱりこの時も話題に。これまでは何時か行きたいねでお茶を濁すこと度々。でも、今度こそいい加減実現しなければいけんでしょ!先も長いわけじゃないんだから(笑)ってことで、決めてしまったら行動までが超特急の性分なんで、今週末、とうとう実現することに。


terreは東京から新幹線で、自分とぼーちゃんは上越から車で湯沢駅で下車したterreを拾って向かった先は苗場スキー場。目的の秘湯「赤湯温泉 山口館」はこちらから車で林道を30分、終点の車止めから山道を概ね2時間という行程。折しも苗場は夏フェスの真っ最中で、この会場を抜けて林道までが近くて遠いこと、遠いこと(苦笑)。急遽思い立って決めた日程なんで、思い掛けないことにも出くわしますね(^^;


林道終点から暫くは深い清津川の谷沿いにトレッキング気分で歩き始めましたが、目的の秘湯までは約5km。こんな感じでだらだらと…だったら楽勝ね、な〜んて舐めていたら大違い。本格的な行程は3分の1ほど歩を進めた後に渡った捧沢の先からでした。これがまた急登の連続でキツイこと、キツイこと。トレッキングどころか、こりゃなかなかのハードな登山となりました。


この日は下界では30℃を悠に上回る猛暑となったようで、苗場からはかなりの奥地に入ったとは言え、せいぜい標高1000足らず。やっぱり暑かった。大汗かいてヘトヘトになって辿り着いた先は…


清津川の最上流にたたずむ秘湯の宿。釣好きとしては抜群の環境の中に。釣師の性ですね、この素晴らしい渓流を見たら一気にここまでの疲労が吹き飛びました(^^ 


後から宿のお兄さんに聞きましたが、この流れにはイワナは居ないとのこと。信じられませんが、水質の問題でしょうか?でも、一度竿を出す価値はありそうですが…残念。


ここには3つのお湯があり、こちらは渓流沿いのメインの露天風呂。少し熱めですが、じっくり浸かって、クールダウンに傍らの河原で水浴び。最高の解放感です!苦労したけどここに来て良かったって、2人の笑顔が物語っていますでしょ!


ゆっくりお風呂巡りをしたいところですが、帰りの時間もあるんで、それぞれに河原で熱々のカップ麺とおにぎりで空腹を満たし、看板前で記念のニコパチの後に同じ行程の帰路に…。今度はゆっくりと露天を楽みながらランプの宿に泊まって、苗場山でも登りたいですね。

急に決まった今回の旅でしたが、これが出来るのが屈託のない昔からの友人。この気を使わない”ざっくばらん感”がいいです。
次の機会を適当に約束し(笑)、terreを湯沢駅に送って、「じゃあな!」って。離れていても、1日遊んで夕方別れる近所の友達のように。そして、地元のぼーちゃんとも。肩の凝らない仲間です(^^
 
2014.07.21 Monday

”グラス”を持って


7月も半ばを過ぎ、そろそろ梅雨明けが待ち遠しい時節。明ければ明けたで、去年のように連日の猛暑は戴けませんが、じっとりと蒸し暑く鬱陶しい空気にはいい加減嫌気が…。昨日まで断続的に降り続いた雨もようやく上がり、この日は久々にお日様が顔を見せました。そうなると不快指数も100%、とても蒸し蒸しした平場には居れません。と言うわけで、いつもこの季節に訪れる海抜1000mを超える高地にエスケープということに。


自分としてはかなり遅い時間の12時現着。少し心配でしたが案の定、お目当ての渓の車止めには先客が。駐車スペースには赤いスバルの四駆。失礼して車内をチラ見(御免なさい)すると、フライリールが見え、どうも同業者(笑)のようです。

激戦区なんでこの時間じゃ仕方がありません。こちらの渓流じゃ滅多に合わないフライフィッシャー。残念だったけどちょっと嬉しい気分。(この方とは帰りの道中であって少しでしたが情報交換を)
そして、こんな時の潰しにと向かったのは大滝直下の渓。ここを訪れるのはざっと20年以上振りで、こんな険しかったのか?渓相すら良く覚えていないほど。


タイトルの”グラス”はビールグラスやワイングラス(笑)にあらず(仲間内には本物のガラスをベストに忍ばせる方もいらっしゃいますが(爆))、先日、源流用にと新調した6.8ftの#2/3グラスロッド。繊細なグラスのしなりはロッドとラインが一体となったような超スローなアクションで、この間まで本流で#4をブンブンぶん回していたんで、最初はキャスティングの加減に戸惑いましたが、慣れてくるとこれがまた癖になる柔らかさとやさしさで、魚を掛けた時の駆け引きの楽しさと安定感は抜群!


早々に、めでたく入魂式も終えることが出来ました。


久し振りのこの流れ。区間も短く、魚影もそれほど多いとは言えませんが、ここぞというポイントにはしっかり付いています。サイトでも楽しめて、たまにこんな良型も…。しっかりグラスロッドを絞り込んでくれました。



ストマックは概ねこんな感じで、こんなフライがマッチしました。上のフライはブナ虫を意識して。


そうこうしているうちにたちまち最期の巨瀑。こんなダイナミックな渓相だったんですね。20年を上回るギャップはすっかり記憶を飛ばしていました。


帰りに会ったシャワークライミングの学生さんお二方。何処から来たのか聞き忘れましたが、一人はウェットスーツにシュノーケル? ご苦労様です。


この日は自分としては珍しい短時間の釣行でしたが、梅雨を忘れんばかりの涼しさと、グラスロッドが繰り出すしなやかなループが強く印象に残った充実の釣行となりました。


 
2014.07.15 Tuesday

楽しかった北陸の釣り旅


雪渓の消えきらぬ北陸の渓谷。今回はてるっちさん&クラッチさんをお迎えしての再訪です。


昨年もこの時期、私の住む上越を基点にキャンプ&フィッシングにお見えになったのですが、その時は釣りはご一緒出来なかったので、今年は是非と言うことで、休暇をとってここ最近お気に入りの渓をご案内しました。年休はこんな時に使うものですからね(^^


大きなプールには数尾の魚影が確認出来るようで、クラッチさん、メインディングを駆使した華麗な竿さばきでイワナを仕留めます。上越FFを代表してご一緒したtakeさんもレクチャーを受け、感心しきり。そして、ここでは見事に3人ともに釣果があったようですよ。


てるっちさんもここぞと言う大ポイントで良型を仕留めます。さすがに女性ながら以前は年間100回近くの釣行をこなしたこともあった(くらっちさん曰く)というフライフィッシャーです。絵になりますね!


おっと、夫(笑)のクラッチさんも同じポイントで同型をヒット!2尾並べて…イワナと合わせてツーショット。夫唱婦随とはまさにこのこと。共同作業が微笑ましくもあり、羨ましくもあり…ごちそうさまです(^^


takeさんも釣らなあきませんぞ〜


目の前に出現した大きな堰堤プールに立ち向かう面々。やっぱりこちらにも結構な数の魚影が確認出来ます。水面下の魚を見つける技術。さすがの動体視力と観察力、勉強になります。


クラッチさんに今日一の良型が… 


思わず自分もカメラを構えて”パシャリ!”


おおお、takeさんにも同じプールで良型が来ましたぞ!魚よりダンボーの見栄えをやたらに拘るtakeさん(笑)


この日は前半、バラシの多かった自分にもようやく良型が・・・29cmの泣き尺でした。今シーズンはもう一歩が多いこと(^^; でもこの固体はこの渓にしては珍しく黄色みを帯びたコンデション抜群のオス岩魚でした。


やはりストマックはこの時期特有のアリ他、甲虫が目立ちます。何時ものようにピーコックの魅惑の輝きが好結果を引き出しました。




みんなが頑張ってた堰堤プール下流でダブルヒット!仲良しお二人のようで、ほんわか幸せな気分に…。


釣りの手を止めて見上げる雪渓。この厚み、3mはありそう。いつになったら溶けるものか?みんなで驚愕!!


最上流は超男性的な渓相となり、時間も良い頃合となったため、釣果にも十分満足していただいた(かな?)ところで納竿と致しました。


夢中で釣っていた水面から視線を上にずらすと、そこには健全(こちらはマイマイ蛾の食害がないようで一安心)で美しい山もみじ。ひかえめな淡い紅色が、初夏の陽光にきらめく新緑に混じります。 まさしく、純粋な少年の心を持ったおじさん3人(笑)に、紅一点を交えた今回の釣行を象徴しているよう。やわらかで、なごやかな雰囲気の素敵な釣り旅となりました。


そして、おみやげに戴いたてるっちさんお手製のお菓子と、クラッチさんからはミニスタッカー。何時もお気遣いありがとうございます。

それでは、お二人の旅と釣りのご安全と好釣を祈って・・・。 そして、そして、takeさんも、何時も楽しいお話ありがとね!





 
2014.07.12 Saturday

台風一過 梅雨晴れ釣行から


台風8号が過ぎ去った週末。昨日までの空模様が信じられない程の澄み渡った青空が広がり、すべてが浄化されたような清々しい陽気に。昨日の雨雲レーダーではこの河川の源の山々は結構な雨が降った模様で、まず濁る心配はないこの河川もよほど増水が心配されましたが、着いてみればこの通り。多少、平水よりは多いものの十分釣りが成立する状況に一安心。さすがに保水力に優れた広大な落葉樹林の間を流れる優秀な渓。ありがたい限りです。



この日は、いぶきちさんとDoumtakaさんがご一緒。久し振りの3人釣行となりました。


ご覧のように未だに雪渓が山肌に残り、水温も朝の入渓時点で11℃とこの時期にしてはかなりの低温。昨日の雨で源流の雪解けが進んだのでしょうか。そのせいかイワナ達の活性も早いうちは今一でしたが、時間とともに水も温み、活性も徐々に上向きに。


落込み脇の緩いポイントを中心にピーコック系の陸生昆虫フライを浮かべると、かなりの確率でゆっくりと顔を出してくれます。そして、短い間隔で堰堤に区切られてはいるものの、イワナのいない区間はないほどに。この子は堰堤プールでの一尾。
もっと大型が潜んでいそうですが、本日いちばんのお兄さんイワナとなりました。


まあ、超大物は次回の宿題として…。


堰堤プールでねばるお二人。


いぶきちさんにも良型が掛かったようで、クールに指さすその先には…


メスの泣き尺か?綺麗な姿に惚れ惚れ。思わずシャッターを切りました。


Doumtakaさんにも来たようで。満面の笑み、ほんとうに嬉しそうな。この瞬間、誰もが少年に戻ります。


久々にお腹の中身を拝見。やっぱりテレストリアルが中心に。入渓間もなくに釣れたお腹は小型のニンフ中心だったが、これが活性が上がった証し。正直なものですね。


胃カメラをお願いした検体。ご苦労様でした。


このような感じで… 凄く楽しかったラッキーな一日。そして、楽しいことはみんなでやった方が絶対にいいと改めて気付いた一日であった。また、行きましょ!
2014.07.05 Saturday

White Beauty


花崗岩主体の開けた渓で出合った色白イワナ。本当に透き通るようなWhite Beauty。


前回の山岳渓流で出合ったものとは別物のよう。棲む環境によって様々な特徴を備えるイワナ。出合うたびに新鮮な驚きと感動が、本当に飽きませんね。


そんな綺麗なイワナを育む美しい渓相。途切れることなく流れる清冽な流れ。大切にしたい渓です。


久し振りにご一緒したぴょん吉さん、今日は大変お世話になりました。文句なく楽しかった。また出かけましょう!


気付いてみたらすっかりこちらが主役に。


季節の巡りは早いものですね。次に訪れる頃には夏本番を迎えていることでしょう。
 
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