2014.02.23 Sunday
戸隠奥社から鏡池へ
戸隠高原へは晩秋の登山以来の訪れとなります。あの時は紅葉の盛期も過ぎて、冬に向けて微妙に寂しさを感じたことを覚えています。今回の訪問はまだまだ2m以上の雪深さですが、ご覧のように空はスカッと青く澄み渡り、陽が高くなっても気温は氷点下を下回るきりっとした空気の中、確実に近づく春の希望を感じさせる清々しい一日となりました。
この時期の戸隠は初めてでしたが、何組ものスノーシューやクロカンスキーを楽しもうという方々で結構な賑わい。奥社まで約2キロの参道はしっかりと踏み跡も付けられていて、固く引き締まった雪面は特別な装備も要らないほど。さすがにツアーも企画される人気の冬のトレッキングスポットです。
奥社への中間点、雪を被った随神門がお出迎え。
堂々とした茅葺屋根、鮮やかな朱塗りの門構えが森閑とした巨木杉並木の参道へと招き入れます。
そして、「あ」の先生とも4か月振りのご対面。おっと、お化粧直しをしたようで、妙に小奇麗になっていましたよ。
やっぱりこの荘厳な巨木杉並木には何度訪れても圧倒されます。
気が遠くなるような長い間、厳しい環境に晒されてもただひたすら素直に真っ直ぐ伸びている。こうありたいものです。
本当に青く澄んだ眩しい冬空。葉を落とした木々を美しく演出するキャンバス、これに代わるものはありません。
ただひたすら白いだけの雪ですが、青空と眩しいばかりの光を受けて結晶ひとつひとつががキラキラと存在を主張します。
そして、辿り着いた目的の奥社鳥居。その半分以上がすっぽりと雪の中に埋もれた状況。
奥社ご本体もこんなに埋もれて。
前回は登山で先を急ぐばかり参拝できなかった社に手を合わせ、遅ればせながら家内安全を祈願しました。
厚く降り積もった雪の重みに負けない頑強な造り。
背後に戸隠山塊が顔を覗かせます。
雪化粧した相変わらずの険しい岩塊の峰々。これもまた青空が美しさを引き立てます。
奥社を後にして途中、随神門をくぐってから右に折れると、鏡池に至るトレッキングコース。
ゆっくり40〜50分程で氷結し平原と化した鏡池に到着。
ここからの戸隠山塊から左に連なる西岳に至る絶景は圧巻。本当に来て良かったと思える瞬間。
ここで暖かいたまごスープと奥さん手作りのおにぎりを頬張って。手袋を外すとかじかむほどの極寒の中でしたが、美しい景色を眺めながらゆったりした時間がながれて、極上のランチタイムとなりました。
鏡池を後にして、林間コースを通っての帰り道、途中で見つけた巨大なサルノコシカケに驚きです。
とにかく最後の最後まで青空が印象的な素晴らしい日となりました。もちろん帰りにはセットの立ち寄り温泉によって温まって、癒されたのは言うまでもありません。
今回もご一緒いただいたテンカラ・Kさん、大変お疲れ様でした。また、出かけましょう。
2014.02.11 Tuesday
雪中の至福
ここのところ完全にスノートレッカー化した私。今回はぼーちゃんを誘って、先々週遊んだ里山を再訪。
午前中は時折青空も覗かせて、新しく降り積もった純白の雪との対比が美しい。やっぱりバックが青空だと写真が映えますね。
SSさんもアップしていたリョウブの木、これまた白黒ばかりの世界の中で目立つ存在。自然が作り出した芸術とはまさにこのこと。まったくもって不思議な配色ですね。
日頃、運動不足という同級生のぼーちゃん。下腹周りの貯金が気になっているようですが、この負荷は効いてるなって感じがするでしょ。因みにぼーちゃん、竹製のわかんじきでの出撃です。
でも、本日のメインはこっちの方なんで、燃焼した分を完全に取り戻しちゃうかもしれませんが、お楽しみですしね(^^
前回訪れた時に目を付けていたヒラタケ。フリーズドドライでしたが鍋の具材として収穫出来てラッキーでした。
じゃ〜ん!本日のメニューはワンタンスープベースの鶏ムネ肉入り掻き卵仕立てのヒラタケ鍋、フレッシュねぎ添えです。
雪中での熱々の鍋料理、文句なく美味かったです。アウトドアでのこんな趣向、ぼーちゃんは初めてだったようで喜んで貰えたみたいです(^^
こりゃまさに雪中の至福。やっぱりこの趣味、病みつきですわ。
ぼーちゃん、今日はお疲れ様でした。お天気にも恵まれたし、初めてのスノートレッキングとしては上々のコンデションでしたね。冷えた身体を温める鍋と温泉のセットも最高だったでしょ?また、機会を見つけて出かけましょう!
2014.02.09 Sunday
白銀の池の平へ
深雪降り積もる妙高池の平にスノートレッキングに行って来ました。いもり池のビジターセンター周辺には周遊コースが整備されていて、以前にも何度か子供達を連れて、会社の仲間と一緒にクロカンスキーを楽しんだ懐かしいフィールド。
コースは「ホンドリス」と「キツネ」そして「ウサギ」の3コース。どちらも番号順に道標が木々に取り付けられていて、迷うことなく楽しめる林間コース。
午前中は別荘地を縫ったり道路を渡ったりの比較的人工物の目立つ「ホンドリス」コースで足慣らし。昼食を挟んで午後は静かな林間を行く「キツネ」コースをゆっくりと。今回も、同じくはまってしまった(笑)テンカラ・Kさんと汗をかかない程度にのんびりとモノクロの世界を堪能して来ました。
どちらのコースも我々が一番乗りって言うか貸切状態。降り積もったばかりのふかふかの新雪をラッセルで進みます。
今回は雪降りのためアウトドアクッキングはお預けですが、ブレークは熱々のコーヒーを。気温は氷点下でしたが身体の中からあったまる、やっぱりストーブは必携ですね。
生活の中では厄介者の雪ですが、億劫がらずにすすんで雪とふれあい、シンプルな方法で雪と遊ぶ。本当に楽しいです。
そして、帰りにセットの立ち寄り温泉。たまりませんな〜(^^