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2013.10.28 Monday

トレッキングシューズ新調


新調と言っても中古ですが、行き付けのアウトドア用品のリサイクルショップで奇跡的にフィットした一品。

SCARPA KINESIS MF GTX ソールはビブラムピューマ、アッパーはマイクロファイバー(人工皮革)、ライニングはゴアテックスという優れもの。made in Italyでございます。なんと市販の約1/3の価格で購入出来ました。


当然、中古なんで適当な汚れと、多少のソールの摩耗もありますが、自分のようなミーハートレッカーにはこれで十分。

このお店に顔を出す前に、スポーツ用品量販店で比較的安価で満足のいくシューズ何足かに目星をつけて、散々試し履きしてから1足に絞り込み、思い切って購入というところまで行ったんですが、ギリギリで思い止まってこちらに。

デザイン、カラー、クオリティ、全てにおいて大満足。こういうのって本当に気分良いんですよね(^^

ここのところなかなかお天気の出ない週末。今度の3連休には早速このシューズを履いて、紅葉の山登りに行きたいものですが・・・さてさて空模様はどんなでしょうか?
2013.10.21 Monday

幽玄


雨の日曜日、今秋の紅葉ベストシーズンはここと決めてていた雨飾山に行ってきました。
ここは日本百名山のひとつであり、標高は2,000mには届かないながらも山頂からの北アルプスの峰々や遠く南アルプス、そして眼下に日本海を望む360°のパノラマは圧巻ということで、一度は登ってみたい山の一つでした。

そして、紅葉が盛りを迎えるこの週は大勢の登山客で賑わうとが予想されましたが、生憎この日は終日雨の予報。かなり迷いましたが、この日を逃すと日程的に厳しいし取り敢えず行ける所までと、思い切って出かけて来ました。

朝の8時前に登山口のキャンプ場に着くと、それでも関東、中京、関西と遠方からの車がちらほらと。やっぱり秋山登山の盛期。計画されてる方はいらっしゃいますよね。


駐車場に車を停めて、ザックカバー、カッパの上下、足元は防水スパッツにレイン手袋と雨対策を完璧に整えて、いよいよ出発です。


登山道を歩き始めて間もなく渓流のせせらぎの音が。暫く登山道に沿って流れる、大海川の上流域をチラ見することが出来ます。今は既に禁漁期、そして登山口から上流は禁漁区間。でも、この水音が聞こえると雑念がふつふつと。釣り師の性ですね(笑)


イワナの泳ぐ沢沿いの遊歩道が終わると行き成り急登の連続。木の根がはびこる特徴的な登山道。雨で滑りやすくなっているので油断できません。


一息ついて、ふっと見上げると、冷たい雨に霞んだブナ林がお出迎え。なんとも幻想的なこと。


シーズンオフから半月のブランク、訛った身体が息を吹き返します。そして、ひとしきり登りきると視界がぱっと開けました。
山々が折り重なる”幽玄”な景色。その下方には湿気の含んだ厚い雲がゆっくりと流れます。文字通り”雨の雨飾り”


紅葉には圧倒的に青空が似合うと思っているのですが、こんな雰囲気もおつなものと思える瞬間です。
目の前に現れた雨飾山の雄姿。幸運にもタイミング良く写真に収めることが出来ました。


そして、登り始めて約2時間弱で中間地点の荒菅沢に到着です。9月の台風の爪痕でしょうか?沢の畔の背の高い草がなぎ倒されていました。登山道は対岸に続いているはずですが、そのせいもあってか、取っ付きが分かりにくい状況。雨も一向にやむ気配もありません。今日のコンデションでは単独の自分にとってはこの辺りが引き時と決断し、引き返すことに。無理をする必要は全くありません。


この沢は歩き初めの登山道沿いに流れていた大海川の支流の一つですが、特に橋があるわけでもないので増水したらどうなのかしら?と思わせるワイルドな流れ。間違いなく対岸に登山道は続いているはずですが、この先は次回の宿題と言うことで、暫く休憩を取った後、荒菅沢を後にしました。


帰りの行程に余裕があると、色々と周りの景色に目を向けられるもの。登りでは一杯いっぱいで余裕がなかったのでしょう。ブナ平の紅葉が美しいこと。わざわざ担いできた重いデジイチの活躍の場もなければね。


ブナの巨木に降りしきる雨が伝って流れ、厚く積み重なった落ち葉の地中に染み込みます。ブナの森の偉大な保水力。”山は海を育てる”って言うけれど、現場で目の当たりにすると実感させられますね。


そして、彼らもまたこの森の恩恵を授かって命を繋ぐ住人のひとつ。
ブナの森から湧き出て大海川に注ぐ幾つもの小さな沢筋には驚くような立派なイワナも。遊歩道を横切る沢。そっと近づくと、盛んにライズを繰り返す”無垢”な尺を超えるイワナが。釘づけになること数十分。結局、浮上する雄姿にシャッターを切ることが出来ませんでしたが・・・。


まさに”森のフィッシュウォッチング” こんな環境、そしてこんなシュチュエーション、そうそう出合えません。大切にしたい宝物ですね。
今日はこちらも二番目?いや一番目?の目的だったんで、雨が幸い(!?)してゆっくりとイワナの観察に時間を割くことが出来て大満足。


遊歩道沿いに咲く、ちょっと古いですがショッキングピンクの花。瑞々しく鮮烈な色彩でした。


駐車場の車中でコンビニおにぎりと熱々のカレーヌードルをすすっての昼食。冷えた身体に嬉しいの一言。
昼食を済ませて帰り道、運転席から時折眼に入る大海川の流れ。思わず車を停めて写真をパチリ。来シーズンに訪れてみたい渓。もちろん禁漁区間の下流ですよ(^^;


そして、雨飾荘の下で見つけた露天風呂。混浴でないのが残念でしたが(笑)、ゆっくりと頂いて癒されました。本当に素晴らしい露天風呂、紅葉が進むともっと素敵でしょうね。沿線の直ぐ上ですので是非お試しあれ。ちなみに料金は協力金を賽銭箱に”ポトリ!”ですよ。


覆いかぶさるもみじ(かえで?)が朱色に色ずく頃、もう一度訪れたいと思いました。

と言うことで、
雨に祟られて登山としては山頂には辿り着けずに少し心残りでしたが、それ以上に収穫が多い大満足な秋の一日を過ごすことが出来ました。

 
2013.10.07 Monday

黄昏



シーズンも無事終了。これからは家族との時間を大切に・・・なんてね。たまには父親らしい台詞も吐いてみたくて(^^;7ヶ月もの間、好きな趣味に没頭させてくれる家族に感謝です。

前回のキャンプでDoumtakaさんが持ってきた年季の入った七輪。あれで焼いた焼き物、味があって良かったな〜 そのことをふっと思い出して、近所のHCで迷わず購入。だって、1,080円ですもの、迷う理由はありませんから・・・このリーズナブルな価格に慎重派の奥さんもあっさり賛同(^^

週末の日曜日の昼下がりは、自宅の車庫で久々に家族そろってプチBQって言うか、焼き物で一杯会。軽く手羽元やエリンギ、蛤やら焼きおにぎりを。夏並みに気温が上がったこの日は冷えた缶ビールがことのほか旨く、焼きたて熱々の肴で進むこと、進むこと。焼きネタが切れたんで奥さんが冷凍庫にストックしてあったシシャモまで焼く始末(笑)

・・・で、思ったのが、やっぱり七輪には魚が似合うってこと。魚から出た油が炭火の上に落ち、じゅっ!っと。立ち上がる魚独特の煙り。懐かしい昭和の香りが・・・。
こんなふうに軒先でお袋やばあちゃんが夕餉の仕度をしていたんだな〜なんて、自分にも僅かながらに記憶があります。もちろん子供たちには想像もつかないことでしょうが。



そんなことを思い浮かべながら時間がゆったりと流れてゆきます。今までがあまりにも忙しかったんで、こんなのもいいな〜って。 久し振りに黄昏ました(^^

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