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2013.07.30 Tuesday

新旧交代(俺の脚編)


7シーズン振りにサポートタイツを更新しました。こちらはこれまで俺の脚を支えてきてくれたノースフェイスのBIOTEX。 もうひとシーズン何とかと思い、ここまで履き続けましたが、ここに来て遂に膝が擦り切れ、強靭だった生地も透けるほどに伸びきって、肝心のサポート性能も半減といった感じに。


ザ・ノースフェイスのエンブレムは未だ誇らしげに存在を主張していますが、もうこの辺でどうでしょう。十分過ぎるくらいに働いてくれたし、俺の過酷な釣りスタイルにこれまで良く耐えてくれました。険しい源流にも何度、俺を運んでくれたことでしょう。ここいらでそろそろ殿堂入りと言うことに・・・。


そして、こちらが新しい俺の脚。BIOTEXは既に廃盤であり、プロデュースするゴールドウィンの後継機種「C3fit」スマートでスタイリッシュなエンブレムが眩しい。 アンダーウェアとしては些か高額ですが、サポートタイツは俺のスタイルには欠かせないアイテムであり、ウェーディングシューズと並ぶ最も重要な”釣り道具”という位置づけ。


ショップのレジスターに運ぶまでに迷いに迷いましたが、これでまた7シーズン履ければ安い買い物と自分をやっと納得させ(笑)、思い切っての購入となりました。

もちろん釣りばかりではなく、山登りにも大活躍してもらおうと思っています。早速、今週末の中央アルプス木曽駒ヶ岳のトレッキングで入魂の予定。

久し振りに”キュッ!”とした締め付け感を味わってきますね(^^
2013.07.21 Sunday

釣り&キャンプ 2日間のこと・・・


ここのところすっかりハマってしまった釣りとキャンプの組合せ。前回のキャンプ釣行の印象が良くて、性懲りもなく再びこ〜んな重装備でいざ出撃となりました。

今回の一夜の友(笑)はtakeさん。この週、梅雨明け前の空模様は非常に不安定な状況でしたが、週末は奇跡的に回復。とは言え、目的地到着までは暗雲立ち込め、時として強めの雨が混じるという感じでしたが、予報は確実に好天へ。雨雲レーダーを睨んでもまず心配ないようです。たとえ一泊でも水辺の遊びはこの辺が肝心。自分のモットーは「趣味で絶対に周りに迷惑を掛けない」こと。

下流の車止めでの水況を確認し、しっかりした雨が降った後の好釣を確信して、マウンテンバイクを押しつつ、乗りつつ目的のキャンプ地に向かいます。

そして、なんとかかんとか辿り着いたのは午後1時過ぎ。この時点で既に中年のおっさん二人は青息吐息。特にtakeさんは久しぶりというか初めて?のバックパッキング&ライドでかなり堪えたようですが、しかし、この後がまた大変。なんと、二人ともこの日がニューテントの筆おろし。すったもんだ、喧々諤々、ようやく立ち上げた今夜のマイホームがこちら。


奥がtakeさんち、手前が私んち。そしてtakeさんは初めて持ったマイホームの竣工でここまでの疲れも吹っ飛んだようで、いつもに増して滑舌に。さっきまでの”青菜に塩”感がうそのよう。現金なもんです(笑)

その後、簡単な昼食を済ませ、準備を整えたらいよいよ初日の釣りのスタート。この時点で午後2時、イブニングまでたっぷりと楽しめましたよ。


実は、この渓とは相性が悪いと言い続けているtakeさん。でも、今日明日で一気にその苦手感も払拭したみたいですよ。その理由はまた後で・・・

事前情報ではこの渓、一旦水量がかなり落ちたようですが、ここ数日の纏まった雨で回復。そして、この週末はアブ大量発生前のラストチャンスと見て思い切って来ましたが、やっぱり狙い的中。確かにピーカンでは厳しいこの渓も陽が傾くにつれて渓魚の反応が良くなり、ここぞというポイントからいつもにないゆっくりした出かたでアントパラシュートを咥えてくれます。


そして、朝からの入渓の場合は陽が高くなり反応が少なくなるため、いつもはスルーする連続の大ポイントからも。

白い岩盤の大ポイントから青い煌めきが。おやっ!と思い数投粘ると・・・。


この渓のイワナは、開けていることと明るい底石の色から概ね白色美人・美男系なんですが、こんなブルーバックには初めて出会いました。本当にイワナの体色は様々で正に保護色なんですね。

それからも飽きない程度に顔を出してくれます。さすがのtakeさんもこの時点でも大満足のようで、苦手意識が徐々に好感度に変わって来た様子。

回復した天気で入渓時はしっかり力強い光を放っていた太陽も、すっかり峪の西側に傾きそろそろ一日目の脱渓点も近づく頃。前方に実績のある広い開きを持つ落込みのプールが現れます。

2人の会話・・・KID「takeさん、ここは出るよ大きいのが。あまり近づかず出来るだけ遠投で、やってみなされ」 takeさん「ほいほい、やってみます」 と・・・


フライが着水すると、しばらく間が空いて水面がモコッと。やっぱり出ました!尺一寸の雌の大イワナ!思わぬ大物でtakeさん得意のリールファイトも少し緊張気味でしたが、数十秒のやり取りの末、見事にランディング!

takeさん、初めてのドライでの尺越えのようで大興奮。その興奮冷めやらぬtakeさんの手を取りガッチリと握手。この瞬間でtakeさんのこの渓に対する苦手意識は完全に払拭されたようです。良かった、良かった、本当に良かった。自分が釣った時よりも嬉しく思える瞬間。永いことやっている自分も初体験、こんな最高のサプライズで一日目の釣りを終えました(^^ 前回に続き今回も尺越えで締め括れるなんて、そうそうないことですね。

おっと、その後のことはtakeさんの濃厚・濃密なブログでどうぞ。なんでも、暮れゆく夕刻の幽谷で200枚位撮ったみたいですよ(驚!)

イブニングを満喫した2人はヘッデン照らしてキャンプサイトへの帰路へ。

おっと、キャンプサイトでの豪華なディナーの模様も担当のtakeさんとこで(笑)


そして、迎えた二日目。







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2013.07.15 Monday

梅雨を逃れて


なかなか開けきらぬ梅雨。いまだ厚く湿った雨雲が県内各地に局地的な大雨を降らせています。昨晩ももの凄い雨音を立てて大粒の雨が降っていました。せっかくの三連休もこんな状況では何処も・・・と、半ば諦めていましたが、やっぱりこちらは違いました。


この渓はうっとおしい雨雲の遥か上に流れているようで、ご覧のとおりの澄み切ったジンクリアな流れ。標高も1,000mを上回るとまったく別の地方のような季節感。同じ上越地方でもここばかりは一足早く梅雨明けしたような爽やかな風が吹いていました。


気温21℃の涼しい流れに立ち込んでのフライフィッシング。この趣味をやっていて本当に得をしたと思う瞬間。谷間いに差し込む眩しい朝の陽光が心地よい。


開けた瀬からは明るい体色をしたイワナが明るい色のスピナーフライに勢いよく飛び出す。


倒木下の暗い巻き返しからは、この渓独特の褐色の体色に白点と朱点がくっきりしたイワナがゆっくりとムネアカアントのパラシュートを咥える。


晩春と初夏の混在する渓。何をやっても気持ちよく、そして上手くいく。今日はそんな一日。きっとシーズン最良の日なんだろうなと感じながら、楽しい時間が流れて行きます。


型は小振りでも釣れるどのイワナもこの美しい渓流の宝石。手にする度に見惚れてしまいます。


釣りが好調だと、周りを観察する余裕も。


 


釣りを終えて、重い装備を外して、冷たい流れで顔と頭を洗う。気持ちいい!これもまた夏渓の醍醐味。

さっぱりして、河原の流木に腰かけて腹ごしらえしたら、約1時間の林道歩き。


この林道沿いの風景もまた実に興味深い。




今日だけは目指すスローフィッシング(笑)満喫しました。
2013.07.06 Saturday

スピナーが誘う、白昼の尺イワナ

今週末は、梅雨の末期の不安定な空模様の中、フライフィッシングが成立する本流河川を求めて、夜明け前から西方面を俳諧。

まったくこの時期は見当か付きません。そして、現場に着いてみなければ分かりません。本流でも小規模河川は渇水だと言うのに、標高のある残雪抱く山々を水源に持ち、幾つもの支流を集めて日本海に注ぐ太い川筋は、ここのところの高温と山方面中心の激しい降雨で様相が一変。本日お目当ての流れも、着いてみたら増水濁り。未だユキシロも入っているのでしょう、吹き上げる川風がひんやりと冷たいこと。

ご一緒したいぶきちさんと橋から眺めて愕然と。そしたらゴーゴーウェスト、西に進むのみと言うことに・・・。

それでも川によって規模によって、濁流だったり、澄んでたり、ここなら何とかなりそうだね。いや待てよ、実績ないんで良く分からん。車中でそんな会話を交わしながら、結局辿り着いたのは・・・最近仲間うちでちょっとしたブームのこの流れ。


水量は多少多いものの、他は濁ってもここはこの通り。救われます(^^

最初に入渓した下流域は、まだ朝早いせいなのか渓魚の動きはほとんど見えず、まったく心細いことに。一度、脱渓して一気に上流に移動。ここは自分にとっては初めての区間で、渓相も下流域に比べて穏やかで、期待が膨らみます。

今にも泣きだしそうな曇り空とは言え、ピーカンよりは好条件。そして、そろそろ良い時間帯にも差し掛かり、ティペットに結んだムネアカのパラシュートに反応がちらほら。しかし、様子見で顔は出すもののさっと体を翻し、なかなか咥えてくれません。

最近はもう絶対テレストリアルと信じて止まない自分もさすがにしびれを切らし、まったく虫っ気がないものの視認性の良さで結び変えたスピナーパラシュートがラッキーフライとなり、


それまでの反応のがうそのように、ゆっくりと水面に現れて無警戒に咥えてくれたのがなんといきなり33cmのイワナだなんて。ほんとに驚きました。


それにしてもこちらの方面の渓のイワナは白いこと。白い石の多い開けた明るい渓相なんで、これも天敵から身を守るための保護色なんでしょう。それにしても住む環境によって、体色、白点、朱点等これほど特徴の変化する魚類もいないように思います。



この後も良型含めて出るべきポイントからかなりの確率で釣れ続け、今シーズン一番の釣りとなりました(^^


もちろん、いぶきちさんも良いテンポで釣れていたようで、お腹一杯になったのではないでしょうか?

心配していた雨も何とか持ち応え、釣り終えて帰る途中に大粒の雨が降り出しました。

今回の釣行は思わぬ予定変更だったけど、終わりよければ総てよし。すごく得した気分になりました。いぶきちさん、今日は楽しかったですね。また行きましょう!
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