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2012.09.30 Sunday

終焉

 

今シーズンの締めくくり。白斑と淡い朱点のコントラストが鮮やかな美しい岩魚との出会いを最後に・・・。



訪れた高原の渓は、ようやく秋の本番を迎えようとしていました。

ご一緒いただいたDoumtakaさん、大変お疲れ様でした。来シーズンこそはあの渓に・・・ですね!


2012.09.23 Sunday

ブナの森が育む・・・



いつもよりちょっとだけ早起きして(笑)、ずっと気になっていたあの渓に行って来ました。

早起きは三文の得ってよく言われますが、東の空が少しずつ明るくなって夜明けを迎える逆光の渓に立っていると、三文どころか値段の付けようのない幸福感を感じます。

それ以上にこの渓、今回が初めての入渓と言うこともあり、大きな期待感と合わせて少しの不安感も、新規の渓はこのワクワク・ドキドキ感がたまりませんね。



そして、今回ご一緒いただいたのはテンカラ師匠・Kさん。何時もながらタフ&ハードな釣行となりました(笑)



先週までの猛烈な残暑が一転、ここに来て陽気は一気に秋本番の爽やかさ。さらに前日にはまとまった雨が降ったこともあり、それまでの渇水の心配が逆に増水・濁りの心配に。



でも、こちらの渓の植生はご覧の通り、保水浄化に優れた立派なブナ林が主体のようで、こちらの心配をよそに、クリアな程よい水量。



おまけに渓相がこれまた1級品。自分の中では今シーズンピカイチの渓かもしれません。



待望の雨で潤った渓は、水温も14〜15℃と良い感じ。渓魚達も生気を取り戻したようで、飽きない程度に顔を見せてくれました。



また、初めての渓は驚きの連続。こんな荒くれた渓相になっても、まだまだ水源は奥深いようです。この先は次回の楽しみにと、この渓を後にしました。



今回もガッツリの沢歩き、大変お疲れ様でした。来シーズンまた挑戦しましょう!

2012.09.18 Tuesday

終盤・・・試練の渓

 

猛烈な勢いを保ちながら北上し、沖縄から九州を掠めながら大陸に抜けていった台風16号。直接的な影響は少なかったとは言え、フェーン現象で日本海側の気温はうなぎ上り。何でも昨日は私の住む上越の近隣の町では全国1位の37.6℃を記録したとか。

ここに来て朝晩は随分凌ぎやすくなったと、ほっと一息ついていた矢先のこの「凶暴な熱さ」。敢えて”熱”と変換しても可笑しくない有様。いったい何時になったらこの夏は終焉を迎えるのでしょう?

そんな晩夏と言うよりは盛夏と言う季語が似合うような1日、少しでも涼を求めてと再び標高1,000mを超える高地を流れる北アルプスの渓を訪れました。

ここは万年雪を水源としているだけあって渇水の心配はないようですが、8月の終わりに訪れた時に較べると随分と川原が開けたようで、やはりここでも高温少雨の影響は否めないようです。



それでも流石にここは高地、朝の入渓時で水温13.5℃と良い感じです。3連休の最終日と言うこともあってか、川原のあちこちに足跡が転々と、これは想定内。

朝方はどんよりとした曇り空だったものの、日が高くなるにつれ雲が切れ、青空をバックに聳える3,000m近い北アの山塊を仰ぎながらの釣りは心地よく、竿を振っているだけでも楽しいし、
いくらスレていたってそのうち気が向けば出てくれるだろうし・・・なんて余裕ぶちかましていたんですが・・・



大きな淵、小さな落込み、その反転流、岩盤脇、深い流れ、浅い開き、そしてその肩、果ては堰堤の中央、右、左と・・・。この日、半日掛けて2つの堰堤間を隈なく叩き上がれども、見た渓魚の顔は1尾のみ、それも様子を見に来ただけとは・・・。



秋のイワナ隠れとは良く聞くけど、こんなことで良い子生めんの?濃いやつ出せんの?(笑)って感じですが、きっと釣り人が去った夕刻から日暮れにたっぷりスタミナ付けているんでしょうな。

こんな日もあります。て、言うか、終盤大詰めにして今シーズン初の”ボ”を記録してしまいました(^^;
渓魚の登場しない釣行記事も久し振りのような・・・。

こうなったら第2の目的に徹するって訳で、風で微妙に動くこの赤いベリー系の実を手持ちマクロで撮るのに30分位かかったかな〜?粘った割にはピン甘いんですけど・・・(苦笑)

ま、デジイチにレンズ3本、肩に食い込ませて持ってきた目的だけは果たせたって訳です。



そして、本日の第3の目的はこいつの筆下ろし。キュキュっと締まるし、するっと抜ける(脱げる)、初体験にしては痛くもなく、気持ちの良い使用感でございました。



あと何度イケるかわかりませんが、特別若くもないんだし、そこそこにしたいと思っておる今日この頃であります。




2012.09.03 Monday

渇水



中央に向って流れの筋を作りながら集まって落ちる豊穣な水。そして、迸る水飛沫に煌く白泡。絶え間ない作業の連続。

しかし、この清涼感溢れる連鎖もこのところの少雨で存亡の危機!?とまでは行かないまでも、大変心細い姿になって来ました。

雪渓が落ちて以来およそ2ヶ月ぶりに訪れたこちらの渓。当時は最上流に残雪も残り、幾つもの沢筋から注ぎ込まれる豊富な水を集めて流れ、渡渉ルートも考えなければならない場所もあったのに・・・。
2ヵ月後、痛々しいほどの渇水の渓と化していました。喉が渇くんでそんな写真はお見せ出来ません(^^;



9月を迎えても木々の間から垣間見る空は未だ夏のもの。ぽっかり浮かぶ夏雲が恨めしいこと。

でも、あの雲が羊の群生になる頃にはもうシーズンも終盤。ちょっぴり寂しくもありますね。

行く夏を惜しむ余裕もなく、渇水の渓を遡り、何時もは大淵なんだけど、今回ばかりは渇水の中淵(苦笑)で何とかアントを咥えてくれた痩せぎすのイワナ。



さすがに早朝で水温20℃の状況じゃ渓魚も夏バテ気味。ストマックは空っぽ状態でした。減水、高水温を凌ぐための断食作戦のようで、釣り師の出番はなしってことです。

これから初秋から晩秋に向けてたっぷり栄養を蓄えて、りっぱな体躯のイワナとなってまた来シーズンの盛期に会いに来て欲しいものです。


今回、ご一緒頂いたDoumtakaさん、takeさん、熱い中お疲れ様でした。次回は息を吹き返した清流でフィッシャーマンズスープレックスでしょうか?

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