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2012.07.29 Sunday

夏渓



梅雨明けが宣言された途端にどんよりした蒸し暑い日が続き、ほんとに梅雨明けてんの?って疑い始めたら、連日30℃を大幅に上回る猛暑。

こうなったらいよいよ夏本番。本当は高原の涼しい谷川でのんびりと行きたいところだけど、嫌な吸血虫が大発生する前に・・・

涼しいメッシュベストに入れ替えて、向かった先はヒスイの渓。



渇水が心配されていたこちらの渓。着いてみると以外に水量豊富。川沿いの林道に多くの水溜りが出来ているところを見ると、数日前にまとまった雨が降ったのでしょうか。



雄大な渓谷美と澄み切った水で人気のこの渓。遠方から訪れる釣り人も多く、プレッシャーはいつものことですが、なんせこの規模ですから一発大物の期待が膨らみます。

さて、今日はどんな釣りになりますか。そして、この水色を映した色白のイワナに会えますでしょうか?



始まってみると、何時になくハイテンポにこんな良型が飽きない程度のロッドを曲げてくれます。



釣れる度に少しずつサイズアップしてゆく状況。数が釣れて型も良くなってくると、今日は絶対来るなって感じが・・・。


 
そして・・・ 予感的中!下流に下り、水中の倒木下に逃げ込もうとするのを何とかいなしてランディング。31cmの雌イワナでした。



こちらは緩い深みのある流れで盛んにライズを繰り返していた幅広イワナ。2回のバラシの後の3度目の正直。久しぶりにワクワクするライズゲームを楽しみました。



そして本日の当たりフライはこちら。羽蟻の偏食が当たったようで、ハイプレッシャーなこの川では久々のネットの乾く暇のない大釣りとなりました。



怖い吸血虫が大量発生するギリ前のこの時期。川面でも30℃に迫る酷暑の一日でしたが、満を持してきた甲斐がありました。



来週はもう8月。残りはあと2ヶ月なんですね。あっという間です。 

次回は涼しい高原方面にエスケープを決め込みます(^^

 

2012.07.16 Monday

梅雨の合間に・・・

 

昨年の今頃は既に梅雨も明け、猛暑の夏に突入していました。今思い出してもうんざりする茹だるような毎日・・・。長い夏でした。

今年はと言えば、まだまだ重く湿気の強い空気が身体に絡みつき、梅雨明けにはもう少し時間が掛かりそうな感じです。

明ければ明けたで今年も猛暑が予想され、きっとうんざりする日々が続くと思いますが、取り合えず今この状況から脱出したいってのが本音。

甚大な被害を被っている九州地方の方々には尚のことでしょう。連日のニュース報道を見るにつけ目を覆うばかり。たとえ猛暑になろうとも、一日も早い梅雨明けを願うばかりです。


とは言え、水はあらゆる生き物にとってなくてはならないもの。清らかな流れは人の心も癒します。



そしてこんな美しい渓魚と出会えるのも、美しく清らかな流れがあればこそ。









毎回、渓に足を運ぶたび水のありがたさを実感させられます。



しかし、今回ばかりは改めて水のとてつもない大きな力に脅威を感じ、驚かされもしました。



これから先、何時までも楽しくこの趣味を続けていけるよう、美しさや素晴らしさだけではなく、怖さや恐ろしさにも目を向けて決して甘く見ることなく、仲良く付き合って行けたらと思います。







2012.07.08 Sunday

行けない週末



梅雨前線が北上し、週末の2日間はしっとり雨模様。こんな日は家の回りの小さな世界でも覗いて・・・。

 




久しぶりにゆっくりと過ごす週末となりました。こんなのもありですね(^^

2012.07.01 Sunday

雪渓が落ちる日



この時期になればそろそろあそこも最盛期?プレッシャーなくドライを咥える大らかなイワナに会いに盛夏を向かえる前のあの源流に行ってきました。




実はこの雪渓、行きはしっかりと左岸(写真向かって右側)に取り付いていまして、目的のこの上流に行くために、最初は雪渓の際を巻いて行こうとも思ったんです。

この直下で朝食のおにぎりを頬張りながら考えること暫し。胸騒ぎがしたんで考えを変えて、結局、上方のヤブツバキが群生する斜面をへつって無事にV字谷を越えました。 

この写真は帰りのもの。なんと今日はこの雪渓が落ちる日だったんですね。この状況を上から眺めて、心から”ぞっ”としましたよ。

危険を冒しちゃ絶対いけませんが、このV字谷を越えてでも行きたい理由は・・・。



ここを越えると格段に魚の反応が違うからです。深みのあるプールの巻き返しから飛び出した良型。なんとトビウオのように数十センチも横っ飛びでフライにアタック!



そんな超最盛期の状況でも、ストマックはこんなふう。トビケラのラーバなんぞを捕食してます。

ここ最近はすっかり毛ばりも夏モードでピーコックパラシュート一辺倒ですが、たまには視認性と水切れの良いぽかっと浮くエルくヘアをパイロットにと、ティペットに結びましたが、顔を出すものの今一フッキングが悪い。やっぱり水面ちょい下に漂うテレストリアルかと思い直し、ピーパラに変えた直後から絶好釣。






コンスタントに釣れ続け、アベレージは25cm前後。ここぞと言うポイントからは9寸サイズも混じり、今回は何時ものと言うよりは、何時も以上のV字谷上源流域の状況でした。


そして、これだけ数と型が揃えば”きっと出るに違いない!”と思い込んでいたところ、予感的中。最高のコンデションの雄の尺イワナでした。思い込みが激しいほうですが、現実になると嬉しさは格別ですね(^^



頭、右!



頭、上!



頭、左!



頭、下!



頭、左アップ!



頭、水面下!

たくさん釣れた訳ではありませんよ。あまりにも美しかったので6ショットもモデルさんになって貰っちゃいました。ご苦労様でした。



こんな浅瀬の流れの中心から。一期一会に感謝して、そっと流れに返しました。



ストマックは的中のテレストリアル中心。



最上流の山肌にもこんな分厚い雪渓が残っていて、今年の冬の厳しさが窺い知れます。



そして、川に倒れた椎の木(?)に珍しい天然のシイタケを見つけました。これは家へのお土産に。



帰りの川歩きで目を引く赤く色づいた桑の実。この実が濃い紫色に変わる頃、いよいよ夏本番を迎えます。







 

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