2011.05.28 Saturday
タニウツギの咲くころ
いまだ雪代収まらぬこの大峪の流れではあるが、毎年この時期になるといそいそと足を運び、
思いっきりラインを引き出してロッドを振りたくなる。
タニウツギ この花が咲く頃になると、渓魚たちの意識も少しずつ上向きになってくる?
はずであるが・・・。
そんな釣師たちの思惑を知ってか知らずか、この大峪の流れは容易に穏やかにはならず、
渓魚たちもなかなか上を向いてくれないのも、また毎年のこと。
それでも釣師は懲りずに、毎年この時期、この大峪にいそいそとやってくる。
しかし、水温7〜8℃の厳しい条件であっても、ニンフを入れれば流れで追ってくれる。
ストマックはと? やっぱりご覧の通りであるが、確実に活性は上向き。
如何にもこの峪らしい体色。コンディションはまだまだスレンダー気味。
季節が進み上からの高カロリーを捕食するようになれば、丸々としてくることでしょう。
山に目を移せば
ヤマツツジ
ヤマフジ
新緑に彩を添えて・・・。
流れに沿った林道の各所にこんな山崩れが目立ちます。昨年の禁漁前に訪れた時とは
かなり様相が変わってしまいました。この冬の大雪の影響がこんなところにも!?
次回訪れる時には、青く澄み渡った流れと水面で躍動する渓魚たちが迎えてくれることを期待
して・・・。
2011.05.22 Sunday
濁!
今日は昨シーズンの最終釣行以来、久々にtakeちゃんと渓をご一緒しました。
お天気はというと・・・100%雨は確実だったんだけど、取り敢えずは竿を出すだけでもと、
やって来たのはジモトでも過酷な部類の渓。昨シーズンの盛期にtakeちゃんとは一度一緒に
釣っている良い思いをした渓ですが・・・ 今日はこの天気なんで深入りは出来ません。
入渓間もなく、こんな方がお出迎え。
何時もなら最低15分は沢通しを歩いてからロッドを繋ぐところ、今回は上流へのアプローチは
無理なんで入渓直後から竿を出すものの、最初の小雨は間もなく本降り。これはいけません。
それでもtakeちゃん、さすがに水面下のスペシャリスト!? ニンフで今シーズンの初イワナ3本
を引き出しましたよ(祝)
ゆっくり2時間ほど釣り上がりましたか?雨は一向に小降りになりません。そして流れは徐々に
濁流そして増水。
渡渉出来なくなったら大変!無理は出来ません。これにて納竿です。
しかしこの渓、あらためて見渡すとこごめ(こごみ)の多いこと。食べごろはとっくに過ぎていますが、
実に見事な群生です。
takeちゃんのもう一つの目的は山菜ハンティング。竿を畳んだ後はしっかりと立派なウドを収穫
したようで、渓魚と山菜2拍子揃って大満足だったことでしょう(^0^)
帰りに雨で冷えた身体を温泉で温めて、いつもより早めに家路に着きました。
takeちゃん、今度はコンデションの良い日を選んでリベンジしますよ!それまでにしっかり
トレーニングね!(笑)
2011.05.18 Wednesday
緑 溶け込む・・・
今日は、先日訪れた渓に再び。ご一緒したのはいぶきちさん。
三本の支流のうち、ドライへの反応があった一本の流れ。
今日は凄い!各種カゲロウがスーパーハッチしてましたよ。
キイロヒラタカゲロウ?(・・・と思われる)
これは?刈田さんの辞書でも分からんかった・・・ どなたかご存知?
反転流でゆっくり咥えてくれました。
このあたりが良いようで・・・。
ここ数日で確実に活性は上がっていますね。
そして、、、緑 溶け込む・・・。
いぶきちさん、今日は朝早くからお疲れ様でした。またご一緒しましょうね!
2011.05.15 Sunday
陽光まぶしい新緑の渓 うれし!たのし!
ジモトも東に位置する降雪の比較的少ない山では、GW後の気温上昇と大雨で雪解けが一気に
進み、先だってまでの濁流・増水が平水とまでは言わないまでも、だいぶ落ち着きを取り戻して
来ました。
新緑もどんどん濃さを増し、初夏の陽光を受けて眩しいほどに輝いています。
そうなると・・・いよいよ待ちに待った山岳渓流の幕開けです。
今日やって来たこちらの渓は、以前ご紹介した雪に覆われた里川の上流域。
雪シロを心配しましたが、陽が高く上がるまでは何とか釣りになりそうな水量で、まずは一安心。
とは言っても水温を計れば、早朝5時で7℃。今日の天気では時間とともに雪シロは確実なので、
枝沢を中心に釣り上がることにします。
入渓していきなり重めのフェザントテールニンフに高反応。今期初のイワナを掛けますが、痛恨
のバラシ。2尾目もランディング直前に逃げられた後、三度目の正直で初イワナを手にすること
が出来ました。これはあまりにも小さくてモデルさんとしては不適なので写真割愛です(^^;
本流を魚止めまで釣り上がり、戻って一本目の枝沢へ。比較的大きな落ち込みの巻きにニンフ
を入れると・・・ 何やら生体反応が感じられたのですが、水流が激しくマーカーは直ぐ下流へ。
そこで、今度はじっくり見させてやろうとタングステンシンカー(粘土オモリ)をニンフの15センチ
上にガッチリ噛ませて再び巻きの流れに・・・。
すると・・・マーカーは強い流れに乗らずに「すぅ〜と!」落ち込み奥へ引き込まれます。
してやったりでした!
正に雪シロに磨かれ、育てられたイワナ。このサイズだったら何とかモデルさんになってもらえる
でしょう。
お魚には寝耳に水って感じで迷惑な話でしょうが、暫し記念撮影会の始まりです。
ストマックを拝見すると・・・
大型のストーンフライのニンフをはじめ、水中、陸棲、含めて水面下で流れに揉まれたものが
中心のようですが、中には羽ものも若干混じっているようで、少しずつですが水面への意識の
移り変わりも感じさせられる内容物でした。それにしても大量な。盛期も間近ですぞ!
渓の辺にはまだ各所に雪渓が・・・。本日のサイドメニューの根まがり筍の収穫には幾分か早い
ようでした。
でも源流にはこちらが真っ盛り。ここまで来ると手の届くところでも結構な太さのものが・・・。
お土産に少し戴いてから、この枝沢を後に・・・。
次に入ったのは少し下流の流れ。
こちらは以前にも何度か釣っていますが、こんな早い時期は始めての入渓。
さて、時刻はAM9時を回っていますが、水量も落ち着いた感じ。水温8.5℃とドライには少し
厳しい感じなんでしばらくはニンフで釣り上がることに。
暫くして辺りを見ると、#14程のミドリカワゲラがパタパタとハッチしています。それに混じって
褐色の大型のスピナー(オオクママダラ?)もチラホラと。
ブユなんかは煩いほど顔の周りに付きまとい始めました。
そこそこの深みのポイントにニンフを投入すると・・・ マーカーに絡むように魚影が!こんな時は
そろそろ”ドライもOK のサイン”
イエローサリーを結んでポイントにふわりと落とすと、即座に反応!しかし弄くっただけで咥えま
せん。それならばと、#13オオクマダンのクリップルに変えて再投入。顔を出すもののやっぱり
素早く反転して姿を消してしまいます。
こうなると面白い。 フライフィッシングの真骨頂です(^0^)
次に結んだのは大きめのオオクマスピナーパラシュート。これにはまったく無反応。
ちきしょう!(おっと、失礼)次はと、ブユ?のような小さな羽ものを意識して#18程の黒い
ダウンウイングを・・・。3回目のローテーションとなると結構はまり込みです。絶対捕ってやる
という気持ちに・・・。そして、そのブユパターンも無視。
こうなったら一呼吸置いて、ションベンでもしてから仕切り直し。
ティペットを7X1ft足して、これっきゃないっていう手持ちの最極小パターンを結んで、ドライ
シェイクスプレーをひと吹き”シュッ!” 余計なパウダーを指で除いてから大きく深呼吸。
頃合を見て、一投、二投、小さくてどこ流れてんの?フライの落ち位置が判らなければ意味
ありません。
そして、精度を上げて3投目 今度は良く見えます。やっぱり自分が思ったところに落とせると
俄然、視認性はアップします。
ゆっくりと白泡脇を30センチ程流れ、捕食位置に差し掛かると・・・
2011.05.07 Saturday
雪国の渓 水面炸裂!
やって来たのは県境を流れる河川の支流。
ジモトの流れは何処も雪シロのち増水、時々濁りの悪条件。
GW最終章 何とか結果を出したくて、またまた他県にエスケープ。と言っても、こちらの渓は
新潟県を源として本流に流れ込んでいるようで、全県共通券で大丈夫!?
山里の田園に沿った清冽な流れ。多少、雪しろが入っているようで水嵩はそこそこあったけど、
実にジンクリア!やっぱりジモトとは格段の差。これだけで十分満足です。
でも、でも、ドライでも行けそうなのに、流せど流せど・・・。落ち込みの深場をルースニングで
えっほら、えっほら耕してもいっこうに当たりなし。
雰囲気最高なのに・・・ 結局、この川、魚っけ全くなしでした。新しい川の開拓、そうそう旨くは
いかないものですね(^^;
お隣の県に別れを告げて・・・
2011.05.05 Thursday
セレブリティーな休日!?
GW後半に訪れたこちら。
夏は都会からセレブと思しき方々が涼を求めてやってくる有名な避暑地。
正確に言うと、セレブも、セレブじゃい方も大勢やってくるんだけど、自分の中のイメージでは、
セレブが別荘でリゾートするところ。
そしてこちら。本当は美味しいコーヒーを戴きたかったんだけど、朝早くてまだ開店前で・・・。
実は、こっちが本当の目的。大勢のギャラリーに見守られながら・・・初めての経験です。
上流の流れ。
砲弾ヤマメの写真はありませんが、優雅なFFを満喫しました。
だって、ギャラリーのセレブ(と、思い込んでいますが・・・)に「優雅な趣味ですね!」って
言われたんですもの・・・(笑)