2010.09.29 Wednesday
Last Show Final
今シーズンの最後を飾るイワナの峪でのLast Show
その舞台として選んだのは、 渓相の素晴らしさ、アクセスの良さ、魚影の豊富さ、抜群の
透明度など、数え上げればきりがない上越地方一番の美渓 ”ヒスイの渓”
今年はよく通いました。今回で5度目の釣行となります。
そして、今回ご一緒したのは、いつものtakeちゃんと最後の釣行にして初めて竿を交える
いぶきちさん。これで上越FFの皆さん全員とご一緒することが出来ました。
今日は未明までしっかりと雨が降っていたため、お二方は増水と濁りを心配されていた
ようですが、本流筋は濁流と化していてもこの渓の安定感には絶対の信頼を置いています。
案の定 着いてみればこの通り、この渓ではむしろ平水と言ったところ。
と言うことは・・・ 今日も何時ものナーバスな彼らとの騙し合いとなるのでしょうか。
2010.09.27 Monday
Up Stream(その上への思い)
”その上”へ行くためには、こんな時間に着かなければならない。
そして、空を見上げれば・・・ 中秋には少し遅れたけど、明るい月が闇夜を照らしてる。
八月の末に こちらの方 と訪れたこの峪。シーズン中にどうしても”その上”に行きたかった。
5時過ぎ、空が白むのを待っての入渓。こんな時間に流れに入るのも今回が最後だろう。
一ヶ月前には温かった流れも、さすがにこの時期になると結構冷たい。それに結構な水嵩。
この間のまとまった雨が影響しているのだろう。
”その上”を見るために、今回は遡行も何時もよりはハイペースに、出来るだけ距離を稼いで
からロッドを繋ごう。
流れの勢いはかなり強く、そして身に堪える冷たさ。水温計を浸すとなんと13℃ 自然の移ろい
はなんと足早なことでしょう。前回釣行の時は20℃を超えていたというのに・・・
そして、気温と水温が下がるにつれて、晩秋の大イベントを控えての渓魚たちの食欲も益々旺盛
になってくるのもこの時期。
上流に向かうにつれて、水面のフライへのアタックは半端なものではありません。
2010.09.23 Thursday
アマゴの渓へ
今回は信州諏訪地方のリバーキーパーいわなたろう さんのご案内で、神宿る山を流れる
アマゴの渓を釣って来ました。
ご一緒したのは今夏、右手の故障ですっかりスイッチフィッシャーとして新たな釣技を開眼
したぴょん吉氏。彼とは6月の”ヒスイの渓”以来の釣行となります。
それにしてもぴょん吉さん、一時は右手で中ジョッキが握れない・・いやいや、フライロッド
が握れないという致命的な状況で、FF人生の黄信号か?と心配しましたが、現在は概ね
8割方は回復したとのこと。
久し振りに力強く弧を描いたフライロッドを振る彼の勇姿を見る事ができ、ほっと一安心。
ただ・・・習得された華麗なレフティキャストを今回見れなかったのが心残りかな?(笑)
この日は時折り雷鳴が轟く生憎の雨模様。そんな中でもこの川の状況を隅から隅まで
知り尽くしているこちらの方は、テンポ良くポイントにフライを打ち込み渓魚の反応を伺い
ます。
いわなたろうさんが指し示してくれたポイントを新潟部隊が交代で攻め上がります。
流れの合わさった箇所や肩の前で小さな反応はあるものの、フッキングにはなかなか
持ち込めません。
そして、ようやく葦際の緩い流れから・・・
2010.09.19 Sunday
ネイティブの住む渓
三連休の二日目、FF誌10月号でも紹介された信州北志賀のネイティブ岩魚の渓に行って
来ました。 今シーズンGWの富山の渓以来の遠征釣行になります。
ご一緒したのは、"源流みたび”以来のtakeちゃんと今回が初めての同行となる
parmarkさん。
さすがにこの渓 放流なしの天然岩魚が生息する渓というこで知れ渡っていることと、
渓に沿って車道が通っているというアプローチの良さもあり、確認できただけでもルアーマン、
FFマン、餌釣り師、はたまたファミリーフィッシング等、我々を含めて12人が入り乱れる有様。
ということは・・・ すれたネイティブ君達 なかなかすんなり顔を出してくれません。
たまたま気まぐれな子がフライに寄って来る姿が確認できても、その一回きり。
これは相当手強そうですぞ!逆にこんなシュチュエーションには如何に攻略すべきかと
俄然やる気が出て来ます。普段、自分がやっている釣りとはまったく違い、何か新鮮に
感じます。
そして、試行錯誤を繰り返した結果、何とか顔を見せてくれたのは・・・
2010.09.17 Friday
sptember rain
今度の釣行はこれで一発大物狙いと、せっせと巻いたフラッタリングカディス。
こんな水面で高く浮くフライに水しぶきを上げて飛び掛る渓魚をワンキャストで釣るのが
私の理想とするFFの姿。
しかし・・・ 今回訪れたのはこんなフライでの攻略がもっとも困難と思われる激戦区の渓。
前回の釣行ががっちがちにハードだっただけに、今回はリハビリを兼ねてのんびりとストレス
なくロッドが振れる開けた渓に行きたかった。
となると・・・ やっぱりここっきゃないでしょ!
ご一緒したのは高原の渓(沢登部隊に追い越されて泣き、、、)以来のH先輩。
この夏の強烈な酷暑、猛暑、残暑が終焉を迎えたと思ったら、今度は秋雨前線が一気に
加速し雨続き。
せっかく合わせて取った休暇も未明からシトシトシトシトrainy day
でもH先輩 「こんな日はかえってエエ釣りできるで〜」っと前向きでっせ!
雨の降り方次第では増水と濁りも心配されましたが、渓に着いてみるとこの通り・・・
水量もほど良く、いつものエメラルド色に澄み渡った流れに一安心。
しかしこの渓、ご覧の通りの渓相の素晴らしさとアクセスの良さで、これからの時期は特に
大混雑。よって、渓魚の反応も一筋縄ではいかないようです。
目論んでいた”大型カディス爆釣計画”も結局は文字通り水の泡と消え、結局はサスペンド
フライの水面下での釣り、小型のスパーダーフライによるシビアな釣りを強いられましたが、
それはそれでまた、マニアック且つテクニカルな釣りを楽しむことができました。
2010.09.05 Sunday
巨岩の渓
毎年 夏から初秋の時期に良い日を選んで一度は訪れていた巨岩の渓。
この渓は奥深く、目的の源流域まで釣り上がるには朝まだ開けやらぬうちからの入渓
が必要。もちろん下りは川通しで、約3時間の渡渉となる。
昨年も同じような時期に釣行を計画したが、入渓後、間もなく雨模様となり、上流域での
まとまった雨の影響で思わぬ増水と濁りが入ってしまったため、身の危険を感じて無念にも
1/5の地点で引き返したという因縁!?の渓。
今回は二年越しの忘れ物さがしに、いつもの”アスリート系源流テンカラ師”K先輩とその
巨岩の渓へのリベンジ釣行に行って来ました。
入渓後 暫くは延々とこのような大岩を登ったり、下ったり、その間を縫ったりのハードな
遡行となります。
中流域はこんな枯れ倒木が所々に点在。川底に根を張ったようなこの倒木は何年訪れても
変わらない この渓のランドマーク。まるで’マンモスの牙’のよう。
毎回のことだけど、竿を出し始めて暫くは渓魚の反応はあまりよくありません。
水温計を流れに浸けると、なんと21.5℃。今年の猛暑はこの人里離れた山奥の渓でも
例外ではないようです。
”イワナは汗で釣れ”と誰かが言ってたっけ!? まさにこの渓はその格言を実践するような・・・
足で距離を稼がなければ、なかなか釣師の期待に答えてくれません。
しかし、荒々しい男性的な渓相も少しずつ穏やかなものへと顔つきを変えるころから、渓魚
たちもポツリポツリと会いに来てくれます。
そして、いよいよ最上流の核心部に・・・