2013.08.18 Sunday
ロッドを置いて・・・
夏休みの最後の思い出に、上信越国立公園にある百名山、妙高連峰の最高峰である火打山に登って来ました。
こちらは昨年の秋にも錦織りなす紅葉の真っ只中に登っており、あまりの美しさに感動を覚えたのは記憶に新しいのですが、今回は夏山の高山植物の花々をどうしても写真に収めたくて、本格的な山登りは久し振りというテンカラ・Kさんをお誘いし、早朝5時過ぎに笹ヶ峰の登山口を出発しました。
今回の笹ヶ峰〜火打山頂ルートは初級者・中級者向けの日帰り登山に適したルートですが、黒沢橋を渡って十二曲がりから富士見平までの間の大岩や露出した木の根の多い難所と、高谷の池から天狗の庭〜雷鳥平を経由して一気に標高を上げる急坂は登り応え十分であり、本格的な登山の雰囲気を楽しむことが出来るルートでもあります。
2,000mを遥かに超える山頂からは、北アルプスの峰々や、条件が良ければ遠く世界遺産に登録された富士山の頂きも望むことが出来ます。
高谷の池湿原。秋に訪れたときは池塘の枯れ色に寂しさを感じましたが、夏の湿原は深い緑を映し込み、朝日を浴びてきらきらと輝いていました。
山頂に向かう天狗の庭付近から。穏やかな稜線を持つ山頂が近づいてきます。
イワイチョウ
ハクサンコザクラの群落
チングルマ
ヤナギラン
天狗の庭を過ぎると、ところどころに残雪が。最後まで消えずにまた次の冬を迎えるのでしょうか?
ミヤマトリカブト
ミヤマハハコ
ナナカマド
雷鳥平から辿って来た稜線を望むテンカラ・Kさん。思わず「気持ちいい!」の雄たけび(笑)
シラネニンジン
登り始めてちょうど4時間。本日の目的地・・・
そして、めでたく山頂へ。雲が上がって眺望(特に西方面の山々)は今一つでしたが、達成感と充実感でいっぱいの記念撮影となりました。
暑さとしんどさもありましたが、やっぱり魅力満載の夏山登山。たまにはロッドを置いて、こんな無心で過ごす休日もおつなもんでしょ?
お盆も過ぎて、渓流シーズンもいよいよ追い込みです。そして、忙しい時期も終わったら本格的な秋山シーズンの開幕です。
今度は紅葉の雨飾山でも登りましょう!
PS:高山植物はネットの図鑑と睨めっこでしたが、間違っていたらお許しを(^^;